シリコンウエハー市場の上位5社
最新のデーターによると、2020年シリコンウエハー業界の世界シェアの第一位は日本の企業で信越化学です。
31.4%と実にシリコンウエハーシェアの3分1程を占めています。
次いで上位5社を紹介していくと、2位はSUMCOで、24.4%となっています。
こちらも一見分かりにくいですが、日本の企業なので1位と2位は日本で2社を合わせると世界シェアの半分を占めているということが出来ます。
そして3位にランクインしたのがグローバルウエハーズで、17.8%です。
グローバルウエハーズは台湾の企業でサンエディソンを買収したことで一気に規模を拡大しました。
あと4位のSKシルトロンは韓国の企業で、勢いがあります。
ちなみにSKグループはグループ会社の中にメモリー大手SKハイニックスが含まれていて、半導体分野が強いのが特徴です。
最後に5位のシルトロニックはシェアの9.8%を占めているドイツの会社です。
つまりこの5つの会社だけで、市場全体の9割以上を占有しています。
近年高い成長率を維持しているシリコンウエハー
シリコンウエハーは日常生活で目にすることはめったにありませんが、スマホや自動車など毎日の生活になくてはならない電子機器に使われている半導体の製造にかかせないものです。
シリコン技術の向上は半導体の製造技術の工場でもあります。
シェアを見てみると1位は信越化学、2位はSUMCO、3位はグローバルウエハーズとなっています。
1位、2位はいずれも日本企業となっており、シリコンウエハーの出荷面積は順調に増加しているといわれています。
5Gスマホ、高性能パソコン、インターネットデータセンター用サーバーの好調により、先端半導体の需要は好調ですし、今後も成長をしていくことは間違いありません。
市場での高い成長率が見込めるものの、シリコンウエハーは今後品不足に陥るのではないかともいわれています。
現在出荷されているシリコンウエハーの大部分は300mmウェハですが、今後数年間の見通しとして、200mmウェハの需要は1%以上高まりを見せると予測されています。